現実が変わらないなら、悩みに対する心の持ちようを変えてみる。

悩み疲れる前に、別の視点から考えてみよう。見方が変われば、たとえ悩みは消えなくても、勇気が芽生える。


心の悩みを軽くする術があるのなら、私が教えてほしいくらいです。人が生きていくということは、さまざまな悩みを抱えるということ。悩みのない人生などあり得ないし、思うがままにならないのは当たり前のことです。もっといえば、悩むからこそ人間だいられる。それが大前提であることを知っておいてください。

ただし悩みの中には、変えられないものと変えられるものがあります。もちろん、「受け入れる」ということは大変なことです。そこに行き着くまでには大きな葛藤があるでしょう。しかし、変えられないことをいつまでも悩んでいても仕方がありません。前に進むためには、目の前にある現実をしっかりと受け入れ、ではどうするのかということに思いを馳せること。悩みを受け入れながら歩いていく。そこにこそ人間としての生き方があるのです。

今あなたが抱えているたくさんの悩み。それらを一度整理してみてください。変えられない現実はどうしようもない。無理に変えようとすれば、心は疲れ果ててしまう。ならば、その悩みに対する心の持ちようを変えてみること。そうすることでたとえ悩みは消えなくとも、きっと生きる勇気が芽生えるはずですから。(渡辺和子さん:置かれた場所で咲きなさい)


たとえ悩みは消えなくとも、勇気が芽生えるかもしれな。この言葉に希望が湧いてきます。何も変わらない、解決しない、でも視点が変わると勇気が芽生えてくる。

アウシュビッツの収容所で生き残れた人は、希望を持ち続けられた人だったそうです。希望をなくし絶望してしまった人の多くは生き残れなかったそうです。

厳し状況でも、視点を変え、捉え方を変え、希望を失わず、希望を持ち続ける。大事なことだと感じます。