自分で変えられること、変えられないこと

自然に逆らわないというのは、何事にも良いときがあれば悪いときもあるから、そのときの流れに逆らわないということでもあるんだ。そして、自然には反動があるということを覚えておけば、いたずらに落ち込むこともなくなると思うよ。人間の一生だって、自然の一部なんだからね。

自然の中では、日が昇ったら沈むものなんだよ。そういう原理で動いているんだ。ということをわきまえている人は、いまは暗黒の世界に入っているんだから、シダバタしたってしょうがないや、光が出たときに物事を解決すべく、いまは力を蓄えておくんだと思って、おたなしく技術を磨いているんだよね。それで、明かりが見えたらサーッとやっていくから、そういう人はまた成功することができるんだよ。

力を蓄えずに、おちこんだり、嘆いたり、悩んだり、自暴自棄になったりして、ただわいわい騒いでいたら、なんぼ命があったって足りないよ。実力は蓄えられないし、余計な力を消耗していくだけだからね、刑事ドラマや映画で、おい、無駄な抵抗はやめろ!なんて刑事がよく言っているけど、まさに無駄な抵抗だね()

(がんばらなくていいんだよ:酒井雄哉)



拒否しても、実際には何も捨てられない。

抵抗すれば相手はますます強くなるからだ。捨てることではなく、違う選択をすることだ。何かから離れる行為ではなく、何かに向かう行為である。

あなたは何かから離れることはできない。相手は地獄までもあなたについてくる。それならば、どんな誘惑にも抵抗しないことだ。ただ、そこから顔をそむけなさい。

(神との対話1 第5章)


無駄な抵抗は苦しみを生む。抵抗する必要はそんなにはない。抵抗するよりも、新たに何を選ぶのか? 私は何へ向かいたいのか?