1周およそ1時間の山手線、その運行時間を10日間調べた結果、最も早かった電車と最も遅かった電車の誤差はどれくらい?

日本人の脳の特徴その2。

日本人は世界で1番正確性を重視する。

前回の記事の続きで、脳科学者の中野信子さんの話しです。


意思決定をする時に人間は、2つの意思決定システムを持っています。

反射的に意思決定するXシステムと、正確に計算するCシステムです。

この2つの意思決定システムがありますが、日本人は心配性なので、反射的に物事を考える時にブレーキをかけてしまい、あー、やっぱり正確にやらなくちゃ、間違ったらいけないと、正確さ、安全さをとろうとして、Cシステムの意思決定に従おうとします。

これが最もよく出ているものの例として日本の列車があります。

山手線は1周がおそよ1時間ぐらいですが、10日間その一周を重ねあわせてみるとそのブレがわかります。最も早かった電車と最も遅かった電車の誤差はどれくらいでしょうか?

答えは15秒。

15秒しかズレません、凄いですね。そういう正確さで物事を遂行しようとする国民性、これは世界の他の国の人はできないことです。