氷川きよしさんの言葉

前回の紅白を最後にしばらく歌う事を休まれる氷川さん。

数年前から、氷川きよしさんのビジュアルが以前とだいぶ変わったなと思ってましたが、氷川さんが出演されたテレビ番組をみて、氷川さんが変わっていったプロセスや想いがよく伝わってきました。

 

以前の氷川さんは、テレビであまり多くは話されず、質問の受け答えも無難に答えている印象でしたが、それには理由があって、22歳からの氷川きよしというイメージを壊してはいけないという思いがあって、テレビで下手なことを話してイメージを壊してはいけないと思い話せなかったそうです。

また、演歌以外のポップスを歌う時は、演歌歌手として、わざとこぶしをきかせて演歌歌手っぽく歌うようにしていたそうです。

そのため、本当に表現したい自分らしさ、自分が表現したい歌い方を長い間抑えながら活動されてみえたそうです。

 

変更のきっかけは、4年くらい前に海外へ行ったとき、ある人に、ここでは「 氷川きよし 」で過ごさなくもいいですよ。キーナ(氷川さんが自分らしいという呼び名)で過ごしていいんですよ。といわれて、とても開放されたそうです。

 

歌についても話され、演歌は曲の主人公に自分を合わせて歌うのにたいして、ポップスは自分の気持ちをのせて歌えるそうです。

自分の内面にあった姿でいたい、歌をうたいたい。そんな気持ちがあっても、演歌歌手というカテゴリがあると、演歌以外の歌が歌いにくくなってしまう。自分は演歌歌手ではなく、ただの歌手でいたいと話されていました。

今は、ポップスを歌う時もこぶしなしで、演歌の歌い方とか気にせずに自分が表現したいように、自分が歌いたいように歌われているそうです。

また、最近は氷川きよしでなく、キーナという呼び名に変えて活動しているのは、「 氷川きよし 」から一度離れてみるのも大事と思ったからだそうです。

 

氷川さんが自分の言葉で、自分らしくありのままで話される姿がもても印象的で素敵に感じました。

ちなみに今の氷川さんの開放度は 50%くらいだそうです。

また復帰された時、氷川さんがどんな歌を聞かせてくれるのかとても楽しみです。