NHKのドキュメンタリー番組
「100カメ」“余命″と向き合う人 人生の残り時間を意識する人たちの日常に密着
「余命と向き合う人」では、さまざまな事情で「人生の残り時間」=「余命」と向き合うことになった5人の方が、“がん”とわかったことをきっかけに、自らの「余命」を意識し、毎日の生き方を見つめ直していました。
5人の方のうち、サワダさんの闘病記からの言葉。
私の人生ってなんだろうって、やっぱり思いますね。
人生は一度きりなんだけど、一度きりだし、やっぱり、やらないともったいない。
もったいないから、やっぱり挑戦をあきらめることはしたくない。
誰かに読んで欲しい、こういう可能性があったよって。
だから、自分を抑え込むんじゃなくて、どこかで解放しなくちゃいけないっていうことを感じてほしいと思いながら書いているんだな。
私自身、なんとなく毎日が続き、5年後、10年後も生きているのが当たり前とどこか思って日々を過ごしています。
サワダさんとは別の方で余命と向きあう「ととあ」さん、結婚式を挙げたすぐ後にガンが見つかり闘病生活を3年、番組放映前に亡くなられてしまった、ととあさんの言葉。
「 ただ、本当はあったであろう長い人生、できればもっと生きて、楽しい人生を送りたかった。病気治らないかな。悔しいなー、奇跡でも起こらないかなとも思っています 」
もし、ととあさんが“がん”でなければ、きっと楽しい新婚生活、子どもに恵まれれば、出産、子育てを経験し、毎日、人生を過ごされたことでしょう。
私は3歳の娘がいます。もし今、余命半年と言われたら、子供が20歳で成人した姿はみることができず、ととあさんと同じく、本当はあっであろう長い人生、もっと生きて楽しい人生を送りたかったと思うでしょう。
忘れがちですが誰しも人生は有限です。死んだら全て無となります。
日々当たり前のように体験していることは、何一つ体験できなくなります。
自分の存在も世界も無くなります。
生きて命があってこそ、人生、時間、人間関係、日々の生活、全ての体験があります。
今日も命があること、感謝します。