2%のゆとり

100%信頼しちゃだめよ、98%にしなさい。あとの2%は相手が間違った時の許しのために取っておきなさい」といっています。

人間は不完全なものです。それなのに100%信頼するから、許さなくなる。100%信頼した出会いはかえって壊れやすいと思います。

「あなたは私を信頼してくれているけれども、私は神さまじゃないから間違う余地があることを忘れないでね」ということと、「私もあなたをほかの人よりもずっと信頼するけれど、あなたは神さまじゃないと私は知っているから、間違ってもいいのよ」ということと・・・。そういう「ゆとり」が、その2%にあるような気がします。

間違うことを許すという「ゆとり」。それは、教師との間にしてもお友だち同士にしても大事なことです。

私でも、100%信頼されたら迷惑だといいます。私も間違う余地を残しておいてほしいから。誠実に生きるつもりだけれど、間違うこともあるかもしれないし、約束を忘れることもあるかもしれない。そういう時に許してほしいから。(渡辺和子さん:置かれた場所で咲きなさい)


私は完璧主義なところもありますが、これを読んで100%でなくてもOKと許しやすくなりました。

人は神様でないのだから間違う可能性がある。自分も間違う時がある。そんな時は許してもらえる余地があってほしい。自分がそうなのだから、人が間違った時にも許す余地を残したい。

もちろん程度にもよりますが、この2%のゆとりがあることで、ふと立ち止まる事ができる気がします。