テレビ番組「 逆転人生 」を見て


逆転人生という番組で、47歳で子育てが終わった専業主婦の薄井シンシアさんが、子育て後にキャリアをいろいろとつんで、ANAインターコンチネンタル東京の営業開発副支配人に抜擢されたり、飲料メーカーの東京五輪ホスピタリティ責任者になったりという番組がありました。

薄井さんの言葉で個人的に響いたものを載せます。


・ 過去の経験が荷物になるか、過去の経験が土台になるか。


 仕事などするうえで、今までの経験が荷物にならないように凄く意識されているそうです。過去に行った事やその方法も、今日の状況は過去とは違うし、今日一緒に行うメンバーは違うし、過去のやり方ではなくても、新しいやり方があるかもしれない。固定観念に捉われない意識が凄いです。


・人間は変わる。離婚は失敗ではない。ネガティブなものではない。


 離婚という言葉に、なんとなくネガティブなイメージを無意識に持っていましたが、決してそうではないと薄井さんは言われます。ネガティブに捉われた生き方ではなく、新しい人生の始まりと捉えられ、堂々と進まれる姿勢が素敵です。



・今できること、目の前でできることは何か? 簡単にできることをすればいい。

 

 刃物屋さんに、刃物の良さを伝える企画提案として包丁の試し切りを提案され。その場でスーパーで野菜を買ってこられました。「まな板があれば、材料は近くで買えばすぐできるイベントですよね。できること、簡単なことからやっていきましょう。これだったらすぐ簡単にできます」すぐに行動を起こすフットワークの軽さが凄いです。



・チャンスを持って走ればいい、そのうちそれが実る。


「自分の居心地がいいところから飛び出して努力する。どこかでもがいて、どこかで変化があったほうが、人間は成長していると思うんですね。成長がなくなった時点でもう後はおしまいを待っているような感じが、1番恐ろしいです」

「好きなものがなければ、とりあえず目の前に来たものをやればいいんです、それが次に繋がる。どんなことでもなるべくそこから楽しみを見つけて真面目にやろうということなんです」

言うのは簡単ですが実際に行動するのは難しい・・・ 薄井さんは有言実行で続けられており、チャレンジされているのが脱帽です。



薄井さんは現在62歳ですが、きっともう歳だからとか、離婚しているからとか、専業主婦でキャリアがないとか、そういったことに一切とらわれない生き方、その在り方に感銘を受けました。