能動的に創造する

 将来はこうなるでしょう、だからそれに対してこうするんです 」この発想は将来に対する受け身です。

将来にそれが起きるんだったらこうしようという発想は、今、起きたことに対してもいっしょです。

逆に考えれば、5年後にこうなるんだったらそれを変えて、こういう時代をつくろうとか、こういう世界を描こうとか、着地点を変えて未来を作り上げる。

頭の中で企画をして、それに向かってどうすればそこに行くのか? 時間と、いろんなアセットを使って、そこに向かわなきゃいけないんですよ。

ところが受け身になると、これがいる、あれがいる、こういうのがいるかもしれないっていう発想がどこか生まれる。

受け身にならず、自分で能動的に世界を変えるって発想に変わったほうが私はいいと思います。それが私は戦略だと思っています。


受け身の発想は遅れてしまう。出発点をはやくすればタイミングが合う。出発点が遅いから後ろに伸びてしまいます。


陸上自衛隊元西部方面総監陸将軍

小川清史 )


これは、どの仕事も同じことのように感じます。私自身、起きた出来事に対応する受け身パターンが多いので、スピードが遅くなりがちです。あらかじめ、こうしていくという戦略が頭に描けているか?  後手後手な対応より、そこに向かって能動的なアクションをおこし未来を創造し変えていく。凄いです。