仕事に使う時間は少なくいい

動物のナマケモノのように、なるべく頑張らずに成果を出そうと、いろいろと工夫してみる。たとえば2時間かかるめんどくさい仕事を1時間で終わらせることはできないのか? この作業の間にある過程は別にいらないんじゃないのか?それならこのいらない課程を飛ばせばもっと仕事がはやく終わらすことができるんじゃないのか? といった工夫を自分の頭で考えることができる。

仕事に追われて四六時中働いている人は頑張っている感はあるがあまり上手くいっていないひともいる。そうであるならば、一生懸命の方向性を考え直す必要がある。

1日8時間 週5日働く習慣は、1919年に制定されたILO第1号条約により、「8時間労働」が世界に浸透し、現在まで続いている。当時より、現代の技術の効率性をもってすれば昔と同じ仕事量をわずかな時間でこなせるはず。パソコンやメールがなかった時代は働くのに当然時間がかかったはずだが、現在のテクノロジーは圧倒的で、様々な時間を節約するためのツールが揃っており、それらを駆使すれば、昔と同じ仕事量をわずかな時間でこなせるはずです。

自分の手を動かして物事をプラスにしていくというのは、どちらかというと見えている結果というものに進んでいくことだが、仕事で1番重要な部分はそこではなく思いつくこと。つまり、こうしたら上手くいくというようなアイディアを出すことであって、作業に追われることではない。

無限に労働時間を増やそうとしている人は、自分で作業することにこだわりすぎている。しかし、そうではなく上手くいく方法さえ思いつけば、その人自身が頑張らなくても人に作業を割り振ることで勝手に回りはじめる。簡単に言えば、自分が動くのではなく人に動いてもらうということ。

自分は利益が出る設計づくりに時間をかけるべきであって、コストがかかるからという理由で何もかも自分でやろうとすると自由な時間が減ってしまう。

そもそも、仕事にかける時間はあればあるほど良いというのは、ようするに、時間を確保するほどに成果が上がるということ。しかし所詮1人の人間には時間の限りがあるわけで、仕事の時間を6時間から9時間に増やしてみたところで、その中で得られる仕事の成果は限界がある。

本当はできるだけ時間をかけずに多くの成果を上げたほうが良いわけで、時間と成果を比例関係で捉えていること自体が間違っているのではないか。仕事時間を増やして作業時間を増やしても、意味がないということ。そうではなく、自分はアイディアとか、システムづくりに時間をそそぐべきだということ。

自分がやるのは本当にコアな部分だけ、システムづくりの部分だけ、自分にしかできない部分だけです。

たいていの人は自分がアイディアを出したり、自分がいなくても回るシステムづくりをしようなどとは、そもそも思っておらず、たいていの人は与えられた仕事をこなすだけ、作業をこなすだけで精一杯でありシステムを作る側の人間には回ろうとしていないない。できるだけ作業する時間を減らし、システムを考える。

どうすれば自分が稼働しなくても回るシステムがつくれるのか? ナマケモノの思考方で、仕事時間を増やさないという戦略をとることができれば他の人との圧倒的な差別化になります。是非、日常生活の中でどうやってもっと工夫して、生産性が上がるだろうということを考えてほしいです。

(YouTube:本要約チャンネル「なまけもの時間術」)


目の前の作業や仕事を一生懸命こなしていくのも大事ですが、もっと仕事量を減らせないのか? 短時間ですまないのか? この仕事はそもそも必要なのか? 機械にまかせられないのか? もっとよいシステムにできないのか? ということを一生懸命考えることも大切なのだと気づかせららました。

ドラゴンボールの作者の鳥山先生は、セルやブウの悪役に街や地球を破壊させた後、荒野のようになったところで闘い繰り広げることで、背景を描くのに時間をかけなくてすむようにしたり、スーパーサイヤ人の髪を金髪にして黒色に塗らなくてすむようにして、効率的に生産性を上げていたそうです。

作業にかける時間を少なくすることで別の大切なことに時間が使えるようになるかもしれません。