稲盛和夫さんの言葉②「素直に喜ぶことは人生の栄養素」

「 冷ややかに物事を見ていると、人生は暗くなるよ。地味なファインセラミックスの研究を続けていく中で、いい成果が出たときの感動は、わたしに新しい情熱を吹き込み、生きる勇気を与えてくれる。給料も安く、ボーナスも出ない、そんな貧しい会社で一生懸命、研究に打ち込み、研究を続けていくには、感動こそが大事だ、とわたしは思っている。わたしはささやかな成功であっても、それを心の底から素直に喜ぶような明るい人生を送っていきたい」

わたしはファインセラミックスの地味な研究を続けながら、そういうことを感じていたわけですが、その後の人生においても、いろいろなことを体験する中で、ささやかな成功さえも心から素直に喜ぶことにしています。それこそが生きる勇気を与えてくれる栄養だという気がするからです。自分の人生を前向きに明るく見ることができるのか、それを悲観的に見てしまうのか、その姿勢によってみなさんの人生は大きく変わってくるはずです。

 

キーワードとして「 感動する心 」、「自分の人生を前向き明るく見る姿勢」が心に響きました。以前、マンパワー不足から仕事量が増え、睡眠不足が重なり疲労が溜まった状態が半年程続いた時、満開の桜を見ても何も心が動かず、その事にとてもビックリするとともに、ヤバイと気づいた事がありました。感動する心は本当に大切と思います。

心のクセは、魚が水中にいて水に気づく事ができないように、自分ではなかなか気がつきにくく、当たり前のように日々過ごしています。自分の人生を前向きに明るく見る、その姿勢が今後の人生の血となり肉となるよう、いきたいと思います。